萌えキャラとは何だったのか

ギークにも絵描きにもなれない者の末路

コートレビューされると毎回マサカリが飛んできて自分はやはり糞コード製造機だなぁと改めて実感しててまた死にたい感じになってます。mix3です。

golangのWAF調査の一環として

goによる社内アプリ(?)を後輩らと共同でマサカリを一身に受けて血反吐吐きながら書いていたのですが

Revel使っていたけど使いこなせてない感じが半端無くて(Revelのセンスが悪いのか自分たちのセンスが悪いのか考えると多分自分たちのセンスが悪いんだろうなと思う)

あらかた動く様になった段階で、最終的にリライトするのも辞さない覚悟でWAF調査から再出発することに。

とググって見つかったWAFを担当振ってサンプルアプリ作ってどんなもんか調べましょうとなりました。

自分はtrafficを担当。

ただ調べるだけだとつまらないので、Travisやheroku使った事無かったというのもあり、タイトルにあるCI連携とherokuへのデプロイまでやることにしました。

作ったもの

最初はTodoMVCAngularJSを使うかと考えたがBowerが絡んできて余計な事で悩みそうだったのでやめて、AngularJSで作るToDoアプリを見てシコシコとhtml/js/cssを書いてからtrafficを書いてみた

最終的に出来たのが以下

CI連携

最初にTravisを試して、werckerなるものを後で見つけて追加して、drone.ioなるものもあってそれも追加して、と手当たり次第試してみた

基本的にCIは専用のyml(drone.ioはいらないみたい)をコミットして go test ./... を走らせるだけだけど、genmaiのTravisのテストが賢くてナルホドなってなった

https://github.com/naoina/genmai/blob/master/genmai_test.go#L110

func testDB(dsn ...string) (*DB, error) {
    switch os.Getenv("DB") {
    case "mysql":
        return New(&MySQLDialect{}, "travis@/genmai_test")
    case "postgres":
        return New(&PostgresDialect{}, "user=postgres dbname=genmai_test sslmode=disable")
    default:
        var DSN string
        switch len(dsn) {
        case 0:
            DSN = ":memory:"
        case 1:
            DSN = dsn[0]
        default:
            panic(fmt.Errorf("too many arguments"))
        }
        return New(&SQLite3Dialect{}, DSN)
    }
}

https://github.com/naoina/genmai/blob/master/.travis.yml

language: go
go:
 - 1.2
 - 1.2.1
 - tip
install:
 - go get -v github.com/mattn/go-sqlite3
 - go get -v github.com/go-sql-driver/mysql
 - go get -v github.com/lib/pq
 - go get -v github.com/naoina/genmai
env:
 - DB=sqlite3
 - DB=mysql
 - DB=postgres
before_script:
 - sh -c "if [ '$DB' = 'postgres' ]; then psql -c 'DROP DATABASE IF EXISTS genmai_test;' -U postgres; fi"
 - sh -c "if [ '$DB' = 'postgres' ]; then psql -c 'CREATE DATABASE genmai_test;' -U postgres; fi"
 - sh -c "if [ '$DB' = 'mysql' ]; then mysql -e 'CREATE DATABASE IF NOT EXISTS genmai_test;'; fi"
script:
 - go test ./...

.travis.ymlでenvを複数指定するとそれぞれの環境変数でテストが走るので、テストの方で環境変数で使うDBを変える様にしておくことでいい感じにDB別のテストが走っていてとても賢い

order byしてないせいでsqlite,mysqlでは通るがpostgresでは通らないみたいなことがあったので、DB限定しない作りのアプリのテストはこのやり方を真似しておくと良いなと思った

設定に環境変数を使うというのはThe Twelve-Factor Appで推奨されてて環境に合わせて柔軟に設定出来るのは確かに良いなぁと思った

heroku

元々herokuまでやるつもりはなかったけど、作ったものを見える状態にするのも大事だなと思ってCIまでは割とサクサク行ったのでheroku使った事無かったし試してみた

最初 git push heroku master しても全然うまくいかず泣きそうになっていたのだが、最終的には

  • godepを使わない
  • .godirはgithub.com/mix3/go-traffic-sampleじゃなくてgo-traffic-sampleで
  • src以下にきちんと配置(最初はシンボリックリンク使って別の場所で開発してた)
    • pushが通らなかった一番の理由が多分これ

という感じでやるとなんとかpush出来た

ググったりgithubで「golang heroku」とかで検索掛けたりするとgodep使ってたり、srcをリポジトリに含めたり含めなかったりしてどうするのが良いのかいまいち分からなくて非常に困った(し、今も良くわかっていない)

結局traffic作者のブログ記事How to deploy Go with Traffic on Herokuをそのままやってうまく行ったので今はそれに合わせている。godepとbuildpack-goは大分トラウマになった気がする。

デプロイしてから静的ファイルが配信出来ていないことに気づいてHow to deploy Go with Traffic on Herokuをよく見るとproductionでも静的ファイルをアプリ側で返す様に弄るよう指示されていたので修正した。

が、herokuにも静的ファイルの配信は出来るハズなので、workerをアプリにしてwebをgoremにしてやればいけるんじゃないかと思ったが、portが不定なのでjsonにport記述できないし、goremはコマンドだからherokuの場合にどうしたらいいのかサッパリ分からなかったのでそこまでは出来なかった。

テスト

revelのときはテスト書いてなかったのでテスト書く場合はどうなるのかなということでCRUDを確認する簡単なモデルテストを書いてみたが、時間が絡むテストが非常に書きにくくて困る(し、今も困っている)

DBから取ってきたデータの比較でreflect.DeepEqualを使ってデータをまるまる比較したのだがdatetime型があるとそれが出来なくて困る。time.Now()をモックできないかとググるも良い情報が無くて詰んでいる。

多分標準パッケージのtimeをどうこうすることは出来ないので、別の時間管理用モジュールを作るか見繕ってきてそれをモックするようにするのが良いのかなと思っている。例えばこれとか?https://github.com/101loops/clock

gvm

goの開発環境を綺麗に保つときにgvmを使うと良さそうなことに気づいた

gvm install go1.*.*
gvm use go1.*.*

とかして、簡単に好きなバージョンのgoが使えるし、

gvm pkgset use global

とかするとインストールしたgo専用のGOPATHが設定されるし、

gvm pkgset create hoge
gvm pkgset use hoge

とかすると、さらにGOPATHが設定される(GOPATH=/path/to/hoge:/pagh/to/global になるのでhoge優先)

ので、適当にgvm installして適当にgvm pkgset create hogeしてglobal以下で開発、依存パッケージをhogeに入れるようにすると環境を何も汚さない感じで開発出来てよいと思う

ひとつ残念なのはgvmは[GVM](the Groovy enVironment Manager)とコマンド名がバッティングしていてそれだけは勘弁してほしいなってなってる

なお

この記事は5/13に書いたのだが、いつのまにか6/15である 時間が経つのは早い